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長岡 鋭; 森内 茂
保健物理, 29, p.315 - 320, 1994/00
近年、低レベルの環境線線量率を簡便にかつ特別な技術がなくても測定できるような測定器が市販されるようになってきた。とはいえ、環境線線量率を精度よく測定・評価する場合には、測定した物理量の意味を十分認識した上で、不必要な成分の分離や適切な補正を施さねばならないという状況に変りはない。本報告では、原研が開発し、使用経験を蓄積してきた測定手法を基本として、NaI(Tl)シンチレーション検出器を用いたスペクトロメトリー技術による環境線線量率の高精度測定のためのデータ処理手順について,・波高分布に含まれる成分の分離評価,・方向特性の補正,・波高-エネルギー校正,・環境線線量率の測定評価手順、等について述べた。
長岡 鋭; 斎藤 公明; 森内 茂
JAERI-M 91-067, 25 Pages, 1991/05
環境線及び宇宙線による線量率の高精度測定を目的として、1気圧球形14l電離箱(窒素ガス封入)を整備した。電離箱壁による減衰、汚染などを詳細に考慮して電流-線量率換算係数を導出した。一方、既知の放射線場において校正実験を行うとともに、NaI(Tl)検出器を用いた同時比較測定を行い、導出した電流-線量率換算係数を用いて数%以内の精度での線量測定ができることを確認した。今後は環境線及び宇宙線線量率の高精度測定用としてこの電離箱を用いていく。
長岡 鋭
日本分析センター広報, 0(19), p.14 - 20, 1991/01
原研では、環境放射線(とくに自然線及び宇宙線)を対象とした測定やその特性についての研究を行っている。これは原子力施設周辺の環境放射線モニタリング技術の開発や環境放射線による集団線量評価を目的としており、放射能分析確認調査事業とも深い関わりがある。本稿は、原研で行っているNaI(Tl)検出器とスペクトロメトリー技術を用いた自然環境線の高精度測定と、自然環境中での放射線レベルの変動について実測データを中心に述べたものである。
斎藤 公明; N.Petoussi*; Zankl, M.*; R.Veit*; P.Jacob*; G.Drexler*
GSF-2-90, 119 Pages, 1990/01
環境線の人体への影響を評価する際、人体臓器が受ける線量に関する知識が必要である。典型的な被ばく条件下で環境線から受ける臓器線量を、人体ファントムとモンテカルロ法を利用して計算した。環境中線源として(1)空中一様分布線源、(2)地表面一様分布線源、(3)地中一様分布線源の3種類を考えた。本研究の特徴として、環境線場の性質を詳細に考慮したこと、並びに、年令による体格の差の影響を調べたことが挙げられる。得られた臓器線量及び実効線量当量は、空気カーマと線源強度で規格化し、表と図で表わした。このデータは、環境中での線被ばくからの臓器線量の標準的値として用いられることが期待される。
阪井 英次
原子力工業, 25(12), p.60 - 62, 1979/00
ゲルマニウム検出器を野外現場において測定した環境線のパルス波高分布から、土壌中の放射性核種濃度およびそれらが与える線量率を求める方法の現状について解説した。